私は現在、芸人ではなくフリーランスを名乗り社会人として生きています。
働いているなかで、こんな質問をされることがよくあります。
「芸人時代ってやっぱりモテてたの?」
私が過去に芸人をしていたという情報を聞き入れた会社の人、取引先の人が興味津々な顔で「芸人時代はモテたのか」を確認してきます。
この記事までたどりついたあなたも、「芸人はやっぱりモテるの?」が気になっていることでしょう。
下記から芸歴12年の元芸人が実体験をもとに、過去を振り返りあなたの気になるについてお答えします。
【結論】芸人時代はめちゃくちゃモテた
私ごとの話ではありますが、芸人時代はとにかくモテました。
集客方法を大公開!お笑いキャリア1ヶ月でライブ動員数200人を達成させた戦略の記事でも書きましたが、私はお笑いキャリアをスタートさせた1ヶ月目から、200人以上のお客さんが足を運ぶお笑いライブを定期的に開催していました。
ライブ活動では披露するネタ(主に漫才)だけではなく、ライブ前・後にお客さんと握手をしたり日常的な話をしたりといったコミュニケーションにも全力投球。
とくに私の場合、他の芸人さんと比べても倍以上の時間をお客さんとのコミュニケーションにあてていました。
「好きです、付き合ってくれませんか?」と書かれたファンレターをいただくこともあれば、直接
“ファン”
とファンの方から告白をしていただいたことも数え切れないくらいあります。
↑ここだけの話を切り取って見てみると、
とツッコミたくなることでしょう。
ですが、芸人時代はかなりモテていた!
これが事実です。
いたって普通のビジュアルでもモテた芸人時代
画像:(リピーターを増やす方法を大公開)より
芸人時代の写真(右)を見てわかるように、私のビジュアルはいたって普通でした。かなり良く見積もったとしても中の上(ちゅうのじょう)といったところでしょうか。
前述のようにライブ会場ではお客さんからファンレターをもらうことも数多く、会場の入り待ち・出待ちでは結構な列ができていました。
他にも、バレンタインが近いライブの日には、20個30個を超えるチョコをいただいたり、誕生日が近い日にはTシャツや手作りのお菓子をいただいたりなんてことも。
あなたの気になるを解決するため、過去の記憶を頼りにどうして私が芸人時代にモテていたのかを考えてみます。
芸人時代にモテていた理由はこれだ!
お笑い芸人がファンの方にとって特別な存在だから
芸人は、お笑いが好きでライブを見に来るお客さん・ファンの方からすると、身近にいる学校の友達や会社の同期とは比べものにならないくらい特別な存在と言えます。
これは、男性アイドルやAKB48といった女性アイドル好きなファンの方が、ライブや握手会へと足を運びファンレターを渡したり、ときには「あなたが好きです」と言ったりするのと同じこと。
芸人も特定の相手、特定の場所では特別扱いで見られるためモテるのです。
母数が多い(確率論)
接するファンの数が多ければ多いだけ「好きです」と言われる確率が上がります。
あなたの私生活におきかえて考えてみましょう。
例えば異性が参加する飲み会へ半年に1回しか行かない人と、月に10回行く人を比べると、異性と知り合い接する機会が多くなるため告白される可能性が高くなりますよね?
これが確率論です。
私は芸人時代、お笑いライブや路上ライブなどで毎月200人以上のファンの方とコミュニケーションをとっていました。
芸人を特別だと見てくれる!かつ、ファンの方と接する機会・人数(母数)が圧倒的に多かったのでモテていました。
1年間、誰ともコミュニケーションをとることもなかったため、まったくモテませんでした(当然の話ですが…)
手を伸ばせば掴めそうという距離感
芸人と聞くと、「アイドルや俳優と比べて付き合える可能性がありそう」と思う方がいるのではないでしょうか?
テレビニュースやネットニュースなどでも、「芸人がお客さんと付き合っている」「○○芸人のお嫁さんはお客だった」という話が結構流れていますよね。
私がお笑い活動をしていたときに、お客さんからこのような話を聞いたことがあります。
“ファン”
“ファン”
“ファン”
これらのように、『少し手を伸ばせば掴める距離感』と感じさせる芸人は一般の方と比べるとモテると思います。
私も後からファンの方に聞いた話ですが、手を伸ばせば掴めそうと思われていたようです。
ファンウケするトークができるから
話す内容、テンポ、間、オチのつけ方、話の振り方、聞き役、色んな項目で芸人(若手も含む)は一般の人より高いレベルで面白くトークをすることができます。
芸人(プロ)だから面白くて当然です。
さらに、お笑いファンの方にとって芸人は「特別な存在」といったアドバンテージ付き。
ファンは芸人と話せば話すほどトークに楽しさを感じ、好きになりやすいといえます(※あくまで経験上の話です)
あなたも意中の人と話す内容はどんな内容でも楽しく感じたり、嬉しい気持ちになったりしますよね?
1度会ったら必ずお客さんの顔と名前を覚えるから
私はその日に初めて会うお客さんであっても、必ず顔と名前を覚えるという特殊能力?がありました。
お笑い芸人だけに限らず、営業職やショップ店員さんといったあらゆる職業の方にとっても、すぐにお客さんの顔や特徴を覚えることができるのはモテ要素だと思います。
あなたも気になっている人や、初めて会った人に顔や名前を覚えてもらえると嬉しく感じますよね?
下記は実際にお客さんから言われた内容です。
“ファン”
“ファン”
“ファン”
私が芸人時代にモテていた理由のひとつだといえます。
どんなお客さんにも対応が平等
「対応が平等」
一見あたりまえのように思うかもしれません。
ですが芸人さんによっては、可愛い・美人・自分にとって利益をもたらしてくれるお客さんにしか時間を割かないといった人がいます。
お客さん・ファンの方は芸人の態度や振る舞いにとても敏感です。
“ファン”
“ファン”
など、思っている以上に細かく芸人さんを観察しています。
私はファン対応をするときは、体内時計である程度の時間がたったら「時間たったから他に応援来てくれた人のとこ行ってくるね!」「また今度ね」「時間あって戻ってこれたらまた話しよなー」と、誰に対しても同じ対応をしていました。
また、何かの拍子にファン同士が繋がりをもち、
“ファン”
“ファン”
と芸人と話した内容や対応を共有することがあります。
誰に対しても平等に対応をしていたことが自分の評価を上げ、モテる要因となっていたと思います。
モテるために行った芸人時代の努力を公開
それは身だしなみへの気配りです。
- 人前に立つ人間として最低限のオシャレ(泥まみれの靴は履かない、穴あきジーンズは履かない程度)
- 髪の毛はボサボサになるまで伸ばさない
- ニキビができないよう、肌荒れが起きて目立たないよう毎日スキンケアをする
- 口臭、体臭ケア
などなど。
とくに口臭・体臭ケアは重点的に行っていました。
歯磨きや手洗いはもちろん、タバコ臭い楽屋には入らない、タバコを吸う芸人とは距離を置くなどといった配慮もしていました。
と思われた方もいるでしょう。
あくまで私の経験上ですが、タバコの臭いを嫌うお客さん・ファンの方は多かったです。
私がお客さんの立場になって考えてみても、好きな人と握手や話をしたときにタバコ臭がすると幻滅します。
人気のある美容師さんが、「お客さんの髪に触れる手にタバコの臭いをつけないため、絶対にタバコは吸わない」と聞いた話を取り入れ、実践していました。
ファンレターには必ず返信
これも私が芸人時代にモテていた理由のひとつなのかもしれません。私はファンレターをくれた方に対して、1ヶ月に最高2回までは返事を書くと決めてお返しをしていました。
当時、ファンレターの全てに返事を書く芸人はまわりにいなかったため、お笑いライブに足を運ぶお客さんの間で、「あの人にファンレターを出せば確実に返事がもらえるよ」と噂になり、私のファンではなかった方も返事ほしさにライブ会場へ足を運んでくれました。
手紙の受け渡しをするために、ライブへリピートする。リピートを繰り返しているうちにファンの方が好意をもつ。
あなたは応援をしている誰かへファンレター出し、返事をもらえたら好きになりますか?
おわりに
「芸人時代はモテた?」について、芸歴12年の実体験をもとに書きました。
芸人時代と社会人をしている今とで比べると、圧倒的に芸人時代の方がモテていたという話でした。
モテていた裏ではアンチに嫌われまくるといった話もありますが、次の機会に書こうと思います。よろしければTwitterのフォローをお願いします。
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※かわいい女の子のイラスト画像は、>>ぱるイラストさんから使わせていただきました。