
( インタビューに答えてくれた投資家顧問 )
元お笑い芸人、現Webディレクターの仕事をしている、なついです。
以前、当サイトで「株式投資勝利の法則」 というインタビュー記事を公開しました。
なつい
- 「決算日前後は、どのように勝負をしているのかが気になっています」
- 「決算日前後は、利益を出しやすいのかを知りたいです」
当記事を通じて、少しでもこの「気になる」を解消できれば!と思い、年収8桁以上を稼いでいる株式投資のプロに、再びインタビューしてきました。
なつい
- 決算発表と株価の値動きについて
- 決算日前後は、大きく利益を上げられるのかどうか
- 決算日前後の勝負ポイント
インタビューの相手は、私の芸人時代の相方であった、京大卒のキレ者(※当記事では、顧問と記載)です。
なつい
株式投資を行う際は自己責任です。あくまで参考のひとつとしてくださいね。
決算発表と株価の動きって?
決算発表と株価の動きについてどう見てる?
顧問:かれこれ、株式投資歴は15年以上になるんやけど、とくに好決算銘柄の場合において、決算発表の1ヶ月〜1ヶ月半前からアップトレンドが強くなってくる傾向があるね。
日経電子版や、株マップ.comの値上がり率ランキングにも載ってくるから、決算発表予定銘柄で勝負をする場合は、絶対に確認が欠かせないね。
なつい
決算発表前になると、どうしてアップトレンドが強くなるの?
顧問:「噂で買って事実で売れ」っていう株式投資の格言があるんやけど、この格言がモロに影響していると思う。
あとは、ファンダメンタル論者だけではなく、テクニカル論者も決算発表予定銘柄に集まるから株価が上がりやすくなるんよね。
株価が上がりはじめると、SNSや口コミ情報サイトなんかでも評判が良くなるから、みんながどんどん買っちゃう。
このような背景から、アップトレンドが強くなるわけ。
なつい
◼噂で買って事実で売れとは?
買い材料の噂が出た段階で銘柄を購入して、事実として発表された段階で売却した方が良いという意味の格言
◼ファンダメンタル分析とは?
企業の財務諸表や市場動向を分析し、今後の株価を予想するテクニック
◼テクニカル分析とは?
値動き結果やパターンを過去のチャートから分析し、今後の株価を予想するテクニック
なつい
決算前後は大きく利益を上げられる?

(2週間で20キロ太ったという顧問)
ぶっちゃけ決算が絡むと利幅が大きい?
顧問:詳しい額は理由があって公開できないけど、個人的には、決算発表予定銘柄の売買利益はめちゃくちゃ大きい。
俺はデイトレ売買をしてるんやけど、1日元本が1.5倍とかになるかな。
なつい
顧問:そうでしょ。あと、現在(2018年5月6日時点)、上場銘柄は3,000以上あって、決算は年に4回あるわけよね。
単純計算で、1年に決算発表予定銘柄の売買チャンスが何回あるか考えてみて?
なつい
顧問:そういうこと。この12,000回の機会の中から勝負ポイントを見極めると、大きな利益をあげることができるよ。
決算日前後の勝負ポイント
決算予定銘柄で勝負するときのポイントを教えて?
顧問:「決算日前」は暴落リスクが高いから勝負をしない。
決算発表の直後に株価が落ちることが多いから、決算発表前の銘柄購入は個人的にNGにしてる。
なつい
あれ?決算発表予定銘柄には、ファンダメンタル論者とテクニカル論者が集まるから、株価が上がりやすくなるんじゃなかったっけ?
なつい
顧問:確かに、決算発表の1ヶ月〜1ヶ月半前からアップトレンドが強くなる傾向はあるけど、この上昇傾向は投資家の過剰な期待で上げているだけなんよね。
なつい
顧問:極端な話をするけど聞いてね。
決算発表予定銘柄を購入する投資家は、100点満点ではなくて、100点以上の期待をもって決算発表を待っているわけ。
そして、決算発表で100点以上の150点が発表されたとしても「それじゃ満足できないよ」という投資家が多い。
「そんなの、”織り込み済み”だから150点で当たり前だよね」「それより、サプライズで990点の発表を期待していたから残念」と、テクニカル論者が満足できずに一斉に売り出す。
株価に影響のある要因が、既に株価に反映されていること。つまり新たなニュースが出ても、株価が動かなかった場合などを織込み済みという。
引用:野村證券
顧問:そうなると株価が下がり出して、ファンダメンタル論者もあれれ?となって売却をはじめて暴落する。
こんな風に、企業にとっては好決算を発表したにも関わらず、決算発表の翌日に暴落したっていうシーンを何度も見てるよ。
だから、決算日前は暴落リスクが高くて自分は勝負しない。
なつい
顧問:条件を満たした銘柄のみ購入(勝負)する
なつい
顧問:決算発表後に、株価が暴落しているのが大前提。もっと言うと、株価が暴落してストップ安がついていると最高の勝負チャンスやね。
噂で株価が上昇して、予想通りの好決算が出たにも関わらず、決算発表された瞬間にストップ安がついたかどうかが大事やから、覚えておいてね。
なつい
顧問:そうやね。ファンダメンタル論者が買いに入るから、かなりの確率で株価が上がりやすいわ。
だから、俺はこのような銘柄に出会ったら、資金余力を少し残しつつ買い勝負をかけてるね。
おわりに
企業が好決算を発表したとしても、投資家は期待値以上のサプライズがないと、株価が暴落することがあるとわかりました。
当インタビューの決算発表前後の勝負論をまとめると、下記となります。
【決算発表前後の勝負論】まとめ
- 決算発表前になるとアップトレンドが強くなる
- 決算発表予定銘柄の売買利益は大きい
- 決算日前は暴落リスクが高いから勝負をしない。
- 噂で株価が上昇して、予想通りの好決算が出たにも関わらず、決算発表された瞬間にストップ安になった銘柄は購入
私も、2015年から株式投資を初めて売買をしていますが、今回のインタビュー内容を運用に活かしております。
なつい
決算発表前後で、株式売買を考えている投資家の方は、参考としてみてはいかがでしょうか。
株式投資を行う際は自己責任です。あくまで参考記事のひとつとしてくださいね。
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