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Adwords認定資格【基礎】をGoogle主催セミナー(1日目)で取得

Adwords認定資格【基礎】をGoogle主催セミナー(1日目)で取得

元お笑い芸人、現Webディレクターの仕事をしている、なつい( @kurikei710 )です。

以前、Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)を取得して給料を大幅にアップさせたという記事を公開しました。

数日たってから公開記事のデータ分析をしたところ、たくさんの方が記事を読んでくれていたことや、ページに滞在している時間が長く内容をジックリと読んでくれていたことがわかりました。

 

「自分が公開した記事が、少しでも誰かの参考になったのかな?」と嬉しく思いました!
ということで、Googleに関する記事をまたまた書きます。

今回の内容は、記事のタイトル通りAdwords(アドワーズ)の認定資格をGoogleが主催する無料セミナーを受講して取得してきた、という話です。

 

この記事のタイトルをクリックして、ここまで興味をもって読んでくれているあなたは、

  • 「職場で広告運用を任されている」
  • 「個人ブログを運営している」
  • 「アフィリエイトサイトを運用していて、狙ったキーワードで検索上位が取れずに悩んでいる」

といった状況の方でしょうか?

上記に当てはまる状況の方はもちろん、これから「アドワーズの勉強をしたい」「アドワーズの認定資格を取得したい」と考えられている全ての方に、ここから先の内容をぜひ読んでいただきたいです。

Google主催のセミナーで、重点的に説明していた内容をピックアップして共有いたします。

認定試験で問われる重要箇所であるほか、ブロガーさんやアフィリエイターさん、Web制作に関わる方にとって、確認をしておいて損がない内容です。

当記事には、下記の内容は記載されておりません!
  • アドワーズ認定試験とは何か
  • アドワーズ認定試験の手順
  • アドワーズ認定試験の解答

アドワーズの認定試験・試験手順について詳しく知りたい方は、
Google Partnersプログラムへの申し込みを行った上で、

Partnersの公式にてご確認をお願いします → AdWords認定資格・試験手順について

 

Google主催のセミナーに参加をした理由

アドワーズの資格取得セミナーに参加した理由
セミナー内容をお伝えする前に…。

アドワーズの認定資格はネット環境が整っていて、Google Partners プログラムに登録をしていれば、セミナーに参加をしなくても無料で受験することができます

そして、試験に合格をすればアドワーズの認定資格を取得できるのです。

で、あるにも関わらず、どうして私は無理をして平日に2日間の予定を空け、わざわざセミナーに参加をしたのか?

下記に、セミナーへ参加をしたいと思ったいくつかの理由をまとめました。

【セミナー参加の理由】

  • Google主催のセミナーを2日間無料で受けることができる
  • Googleが用意する講義資料がほしい
  • Google主催のセミナーに登壇する人のスキル(説明の仕方など)を知りたい
  • セミナー参加者の年齢や職業・どれくらいWeb知識を備えているかを知りたい
  • Google主催のセミナーで重点的に触れる内容が何かを知りたい

参加理由のなかでとくに、「Googleは、どのようなことを大事だと受講者に話をしているのかを知りたい」と思い、応募をする決定打となりました。

MEMO
セミナー開催の日程は、Google Partnersプログラムの「イベント情報のご案内」で確認が可能です。
(確認にはプログラム登録が必須)

それでは、Google主催のアドワーズ認定試験セミナー(1日目)での内容について見ていきましょう。
※セミナー2日目の記事は2018年4月中に公開予定

Adwordsセミナーで重点的に説明があった内容(1日目)

アドワーズセミナー1日目で説明があった内容

Adwords広告を利用する3つのメリットに関して

アドワーズ広告を利用する『メリット=強み』に関して、セミナーが始まってすぐに話がありました。アドワーズ広告を利用するメリットは3つです。

メリット1:ターゲティング精度の高さ

アドワーズの広告配信では、配信条件を細かく設定することが可能です。

  • 広告配信をする地域は東京エリアだけがいい
  • 広告配信の時間は○時〜○時のみ
  • 20代〜30代の男性のみに広告を配信したい
  • ○○に興味や関心があるユーザーのみに広告を配信したい

など。

これらのように条件を細かく設定して配信ができるのは、精度の高いユーザーデータをGoogleが保有しているからです。( ※ユーザーデータはGoogleアカウントの情報をもとに蓄積 )

『精度の高い = 購買意欲の高い』ユーザーにアプローチができることで費用対効果が良くなると言えます。これがアドワーズ広告を利用する1つ目のメリットです。

メリット2:迅速・手軽

作成から入稿(配信をするための手続き)まで、すべてオンラインで迅速に実施できるのが2つ目のメリットです。

予算を増やして、広告配信数を増やしたい!クリック単価を少し引き上げて顧客を取りにいきたい!といった急な調整でもリアルタイムに行うことができます

メリット3:効果が見える

どれだけの人が広告を見て、どれだけの人が広告からコンバージョン(購入など)をしたか!といった成果を簡単に確認することができます

ここまでで挙げた3つのメリットは、アドワーズ認定資格【基礎】試験でも問われる内容となっています。受験を考えている方は、しっかりとおさえておきたい内容です。

Googleネットワーク(2種類)に関して

Googleネットワークに関して

Googleネットワークとは、アドワーズ広告を配信することができる全ての場所を言います。

アドワーズ試験に受かるためにも、実務で広告運用をするためにも、絶対におさえておかなければならない内容です。

1:Google検索ネットワーク

あなたがGoogleの検索窓に検索キーワードを入力して、検索結果が表示された画面です。まずは、アドワーズ広告を配信することができる場所の1つとして、覚えておく必要があります。

2:Googleディスプレイネットワーク(GDN)

併せてアドワーズ広告の配信箇所として、覚えておかなければいけないのがGDN。Webサイトや、モバイルアプリの広告掲載ができる場所を言います。

日本では200万以上のサイト、65万以上のアプリ内に広告表示できる場所があり、セミナーでも繰り返し話があった要点です。

広告配信先のターゲティングに関して

Googleアドワーズ広告の配信先

アドワーズ広告を利用するメリットの1つとして、「ターゲティング精度の高さ」と前述しました。

繰り返しとなりますが、Googleアカウントの情報をもとに蓄積されたユーザーデータを最大限活かし、広告を見せたいユーザーのターゲティングをすることが、結果を出すためのカギになります。

Google主催のセミナーでは、ターゲティングでとくに大事となるのは、下記の2つだと時間をかけて説明がありました。

広告表示をしたい場所

広告表示場所には2種類あります。

まずは、広告出稿の際に設定をしたキーワードに基づいて、広告と関連性が高いWebサイトに広告を表示する『自動プレースメント』

こちらはコンテンツターゲット(キーワード)とも呼ばれ、Googleが配信場所を自動で選んでくれることが特徴です。

続いて、『手動プレースメント』
サイト全体のURLや、特定のサイトURLを指定することで、広告表示先を決めうちすることができます。

広告を見てもらいたい人

▪ターゲティング

性別・年齢・子供の有無といったユーザー属性を絞り込むことで、商品やサービスに興味を持ちそうなユーザーを、広告配信先のターゲットとして設定することができます。

▪リマーケティング

以前サイトを訪れたことがあるユーザーに対して、広告を配信します。

広告配信のターゲティングでは、『配信をしたい場所』と『広告を見てもらいたい人』のどちらもしっかり選定することで、より高い結果が望めるようになります。

広告掲載位置(順位)に関して

アドワーズ広告の掲載順位に関して

Googleの検索結果画面で、できるだけ上位表示をさせるためには2つの要素が大きく絡んできます。
それは、

・上限クリック単価を競合より上げること
・品質スコアを上げること

です。

広告費用(クリック単価)を引き上げれば、必ず1位表示をさせることができる!
と思われている方がいますが、それは違います。

「上限クリック単価」と「品質スコア」を競合より上げること
これが広告で1位表示を目指すための結論です。

MEMO
品質スコアが高いほど、同じ掲載順位を獲得するための上限クリック単価を抑えることができる

どのようにすれば、「品質スコアを上げることができるか?」は試験で多く問われます。

また、広告運用の実務でも掲載順位を上げるために、「品質スコア」の改善を避けて通ることができません。

私も毎月100万円予算で広告運用をしていますが、広告表示の平均順位が1.3位〜1.6位まで落ちた。「何で?」「どうしたら品質スコアが上がって、掲載順位がアップする?」と試行錯誤しています。

品質スコアに関して

アドワーズ広告の品質スコアに関して

先ほど話しに出てきた品質スコアに関してですが、セミナーのなかでとくに時間をかけられ説明がありました。

品質スコアを上げるために、頭へ入れておかなければいけない3要素が下記。

1:広告の関連性
2:クリック率
3:ランディングページの品質

1の関連性を高めるためには、できるだけユーザーが検索するであろうキーワードを一致させて、広告を出すことです。

配信する広告は、ユーザーのどんな悩みを解決できるかを考えるところから始まります。

2のクリック率を上げるためには、広告タイトルや本文をどのようにすればユーザーが興味を持ち、クリックをしてくれるかを考えることです。

クリックされなくても、広告が表示されてユーザーの目に触れてくれれば、費用が発生せず認知度アップに繋がるから嬉しい!と思う方がいるかもしれません。

【ここで1つ注意】
確かに広告がクリックされていないので、費用発生することなくユーザーの目に広告が入ります。しかし、「クリックされない広告 = 他に多くクリックされている広告の方がユーザーにとって重要」と判断され、品質スコアと共に順位が下がる可能性があるのです。

クリック率を高めるためには、ユーザーの検索キーワードと一致をさせて、広告見出しと本文を作成する。

さらに、広告をクリックした先でどのように動いてほしいかを伝えることです。

例えば、

  • スマホで簡単予約
  • まずは資料請求を!
  • 今だけ体験レッスン無料!
  • 無料会員登録でサンプル品を贈呈中

このような表記は、クリック率が上がる典型的なパターンです。

また、ポリシー違反となるような表示にも注意が必要となり、試験やセミナー内でも再三出てきます。

ポリシー違反を見落としがち
  • 客観的で根拠のない誇張や比較表現はNG
  • 広告見出しの感嘆符  ??
  • 広告見出し・本文に「クリック」を含むのはNG

そしてお待たせしました3つめ。ランディングページ(広告からの飛び先ページ)の品質についても、品質スコアの改善を考えるうえで、避けて通ることができません。

  • 広告に記載している内容と、飛び先のページで記載されている内容に違いはないか
  • 飛び先ページが表示されるのに、時間がかかりすぎないか
  • 広告からページジャンプをしたら、いきなりポップアップが出ていたりしないか
  • ユーザーにとって回遊しやすく、使いやすいサイトになっているか

など、ランディングページをユーザーに寄り添い改善していく必要があります。

広告を出すときのキーワード選定に関して

ユーザーが、どのようなキーワード検索をしたときに広告を出すかといった、キーワード選定はセミナー内でも度々説明がありました。

結論は、「ユーザーの検索キーワードと一致させる」です。
一致させる理由は、ユーザーの目的がより具体的でコンバージョン(商品購入など)意欲が高いため。

例えばあなたが、赤い時計の専門店を広告に出すと考えましょう。

ユーザーが、
「時計 専門店」というキーワードで検索をしたときと、
「赤い時計 専門店」と検索をしたときでは、
どちらのキーワードで検索をしたユーザーの方が、より具体的で購買意欲が強いと感じますか?

間違いなく後者ですよね。
このような理由から、広告を配信するときのキーワードと、ユーザーの検索キーワードをできるだけ一致させることが大事となります。

Adwords(アドワーズ)認定資格を取得するメリット

Adwordsの専門知識があることを明示できる

Google Partnersの公式には、アドワーズの認定資格を取得するメリットとして、下記のように記載されています。

ご自身の名前が入った認定資格証明書(印刷可)を提示することで、AdWords 認定スペシャリストであることをクライアントや見込み顧客にアピールできます。

Adwords認定資格について

また、Google Partnerの証明バッジが取得できることで、クライアントへのアピールや信頼性が高まるメリットもあります。

所属代理店が Google Partner バッジまたは Google Partner プレミアバッジを取得できるようサポートできます。 代理店がバッジを取得する要件の 1 つとして、AdWords 認定資格を持つ所属メンバーが 1 名以上在籍していることが挙げられます。
Google Partner バッジの取得方法

給料アップの交渉材料にできるかも!?

以前に公開をした、Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)を取得して給料を大幅にアップさせたの記事で書いたように、もしかするとアドワーズの認定資格も給料アップの交渉材料となるかもしれません。

今後、アドワーズ認定資格を材料に給料交渉を行う予定ですので、改めてどのような結果になったかを当サイトで公開したいと思っています。

おわりに

Adwords認定資格【基礎】をGoogle主催セミナー(1日目)で取得

Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)を取得して給料を大幅にアップさせたという記事でも書きましたが、Googleの認定資格だから!と認定資格を取得しただけでは何にも意味がないと言えます。

実際に広告運用を行なってなんぼ。出稿した広告に対する効果や結果をツールから分析して、結果を出すために改善ができてなんぼです。

今回の記事では、Google主催のアドワーズ資格取得セミナー(1日目)で、とくに重点的に話があった部分をピックアップしました。

アドワーズ広告の本質を1つ1つ見ていくと、ブロガーさんやアフィリエイターさんが考える基本的な部分と共通しています。

アドワーズの認定試験を受けようかと考えられている方は、「自分だったら◯◯と書かれた広告はクリックしちゃう」「◯◯が書かれていない広告は絶対にクリックしないな」と想像力を膨らませながら勉強されることをおすすめします。

最後に、「リスティング広告に関するおすすめ本はありますか?」とご質問をいただくことがありますので、1冊だけ私のおすすめを紹介させてください。

紹介したいのは、いちばんやさしいシリーズで人気の「いちばんやさしいリスティング広告の教本」です。

私も愛読しており、リスティング広告に関する本はこちらの1冊しか持っていません。基本的な内容が書かれており、何度も読み直して広告運用の実戦をしています。

初心者の方から、広告運用をすでにしている方まで、手元に置いておきたい1冊として紹介をさせていただきました。