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【ランサーズ】ライター文字単価0.5円から5円までアップさせた方法

【ランサーズ】ライター文字単価をアップさせた方法

なつい( @kurikei710 )です。

今回の内容は、ランサーズを利用しているWebライターさん(中級者)向けです。

 

ランサーズで受注をして、記事を書けども書けども1文字あたりの単価がアップしない

“ランサー”

ランサーズに登録をして半年、1年以上もたつのに文字単価がいまだに0.5円。1円以上で受注できない

“ランサー”

 

このように悩まれている方が私のまわりに数名おり、相談をいただいたので記事として書かせていただきます。

私はランサーズに登録をした月に、クライアントからの文字単価0.5円という提案を5円まで引き上げました。

下記から具体的に実践方法をお伝えします。

※冒頭でもお伝えしたように、今回の内容は中級者の方向けです。当記事では、中級者の定義を下記のようにさせていただきます。

中級者の定義
  • ある程度SEOに関する用語や知識を知っている
  • SEO対策の実践経験がある
  • ある程度のライティングスキル(構成等)がある

※専門用語の説明は、中級者向けの内容ということで割愛させていただきます。

【結論】クライアント(発注側)の真の要望に応えて文字単価をアップ

文字単価をアップさせる結論
文字単価をアップさせるためには、クライアント(発注側)に寄り添うことです。クライアントはどうして自社で作業を行うのではなく、外注するのでしょうか?

理由はいくつか考えられます。

  • コストの削減
  • 自社に設備(人員)や技術が不足しているから
  • 専門性の高い人から技術を取り入れたい
  • 決めた期間内に大量生産をしたい

など。

さらにこれらを深く考えてみると、クライアントがどのようなことを求めているのかがわかります。

例えばコストの削減。

仮にクライアントがあなたに記事の執筆を依頼して、あなたが納品をした内容がお粗末・情報が足りないものであったとしましょう。

当然そのままの状態で世へ出すわけにはいかないので、修正をしたり情報量を追加したり、信憑性があるものかを確認する手間と時間がかかります。

このようになってくると、本来コストの削減や専門性の高い技術を期待して外注をだしたのに、正反対の結果となってしまいますよね?

クライアントの期待に応えられなければ、文字単価が上がらないどころか依頼の打ち切りだってありえます。

「クライアントが口に出していない真の悩みや要望が何か」を考えて、応えましょう。

厳しい言い方ですが、注文通り(それ以下)でしか応えられない人に、企業や人はお金を出さないです。

注意
自分がお金を出す側になれば解ることですが、発注側の基準と、受注側の基準には大きな開きがあります。
受注側からすると文字単価が低いと感じていても、発注側は高いレベルを求めています

 

【関連記事としておすすめ】
>>ランサーズで稼げないWebライターのあなたへ【元発注者より】

 

文字単価アップのために、あえてテストライティングの低単価で受注をした

テストライティングで文字単価アップ
ランサーズを利用してWebライターの仕事を受注している人であれば、クライアントから下記のように提案された経験があるはずです。

引用:テストライティング提案内容

テストライティング1文字単価0.5円×3,000文字以上=1記事1,500円

文字単価をアップさせたいと悩むあなたに質問です。あなたはこの提案に対して、どのような返事を出しますか?

文字単価をもう少し高くしていただけませんか?
テストライティング後に文字単価の見直しはありますか?
文字単価がアップする基準を教えてほしいです

私は発注側も行っていましたが、提案を出させてもらった多くのランサーさんから上記のような返答がきました。


ここからがポイントですよ!!

短期間で文字単価を大幅にアップさせたいのであれば、あえて低単価のテストライティングを受けてみましょう(1文字0.5円とか)。

そして、時間をかけてあなたのSEO知識やライティングスキルを詰め込み、クライアントが依頼内容や口に出していない真の要望に応えましょう。

私はランサーズに登録をした月に、文字単価0.5円のテストライティング1本を受け、文字単価を5円までアップしてもらいました。

真の要望に応えるために行った内容

クライアントがお金を出して発注する記事は、ただネット上で公開をすることが目的ではありません

アフィリエイトサイトの商品記事であれば、あなたに書いてもらった記事からユーザーに商品を購入してもらいたい。

キュレーションメディアであれば、競合サイトと比べてオリジナリティー・信憑性があり検索結果で上位表示してほしい。

依頼内容にこのような要望が書かれることは少ないですが、お金を出した以上のリターンがほしい。

このように思います。

私は、このようなクライアントの要望に応えるために、下記のようなことをテストライティングで心がけました。

心がけた内容
  • クライアントに納品チェック時間や修正の手間をかけさせない
  • +αで提案をする
  • 進捗報告や不明点の徹底

これらについて、下記で1つずつ具体的に説明をします。

納品チェックに時間や修正の手間をかけさせない

下記は、最低限できていなければいけない内容。

要確認
  • 誤字や脱字がない
  • 「てにをは」はしっくりくる?
  • タイトルと見出し、見出しと小見出しはズレていない?
  • 記事タイトルの答えが記事内で「ココ!」と明記されている

これら最低限の内容ができていないと、修正をする時間・手間の他にストレスがかかります。

少し自信がないと思われている方には、「SEOに強いWebライティング」という本がおすすめです。

ライターとして必要最低限おさえておかなければならない、下記のような内容がおさえられます。

  • Webライティングの基礎知識
  • キーワード選定
  • 構成
  • キャッチコピーの付け方

また手間といえば、納品された内容の情報が本当に正しく信憑性があるものかどうかを調べるのにも時間を要します。

例えば、あなたが健康に関する記事を見たときに、

「70歳以上の男性の場合、1日に摂取するタンパク質量は60gがいいです!」

この文章だけを見て信用できますか?

根拠は?どうして60gの数値なの?と疑問がわきませんか?

情報の信憑性や出所を確認するために、クライアントは時間を必要とします。(確認をしない一部メディアもあり、問題となっていますが)

この確認に手間や時間をかけさせないために、根拠を必要とする情報を書く場合には、どこの情報であるかと情報元のURLを用意しましょう。

  • 例:「70歳以上の男性の場合、1日に摂取するタンパク質量は60gがいいです!」
  • 情報元:たんぱく質 – 厚生労働省
  • URL:http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000042630.pdf

私のなかでの情報信用度は、

1. 厚生労働省 >2. 医療機関(公的) >3. 医師・医療機関(民間) >4. 製薬会社や医療会社

の順です。

個人ブログやNeverまとめ、キュレーションサイトなどからの引用は極力控えましょう

クライアントにもよりますが、納品された記事にツール(コピペリンなど)を使ってコピペでないかを確認しています。

コピペ記事であることは問題外。

さらに、キュレーションサイトなど信用度が低いところからコピペをしていることがわかれば、依頼を打ち切られるどころか「依頼をした○○はコピペライターで要注意」と、言われてしまったり、「ランサーズに登録をしているライターは質が低くてモラルがない人しかいない」と、評判を落としかねません。

クライアントへ自発的に提案をする

+αで提案をする

前述したように、外注には「専門性の高い人から技術を取り入れたい」といったクライアントの目的もあります。

この目的に応えるためには、依頼内容とは別に+αとしてどんどん提案をしましょう。

私が提案をしていた内容の一部を紹介します。

クライアントへの提案内容
  • 記事に合う挿入画像を用意しました(画像の出所も用意)
  • 挿入画像のaltと、altに合う画像名を別途記載しました
  • 記事のスラッグとカテゴリーをSEOの観点から○○のようにと提案
  • 文字装飾をしたファイルと、装飾をしていないファイルを2つ用意
  • 記事タイトルの提案
  • 依頼記事に関するキーワードの洗い出しや、競合をシートにまとめて提出
  • ワードプレスに入れ込みを引き受ける場合には、マークアップ構造を意識して行いますと提案

クライアントによって、この2倍くらいの項目を用意することもあります。ときには、このようなワイヤーフレームをEXCELで作成し、提案をしていました。

サイト設計のワイヤーフレーム
(文字単価が0.5円であっても、丁寧に行いました。)

そして、ランサーズでクライアントの要望に応えて単価を上げるためには、ライティングスキルだけでは足りません

ライティングスキルと同じようにSEOに関する知識や、Googleの検索エンジンがどのような仕組みになっているかを知り、活かせる技量が必要なのです。

SEOの知識に不安がある、今の知識を見直したいと思われている方には、「いちばんやさしい新しいSEOの教本」をおすすめします。

SEO業界で有名な、アユダンテ株式会社のベテラン講師が執筆しており、何回読んでも現在の知識を見直すことができます。

進捗報告や不明点の共有を徹底

クライアントとの約束(納期)を守ることは絶対。その上で、進捗状態を自発的に知らせることもクライアントの不安を解消させるためにはすべきです。

発注側になるとわかりますが、納期日が近づいても受注者から連絡がこない場合、「本当に納期日に間に合うの?」と不安になってきます。

不安になると、「納期日が近づいていますがどのような進捗ですか?」とクライアントから連絡をすることとなり、余計な手間や時間が必要となるのです。

余計な手間をかけさせないために、下記のようにクライアントへ情報を共有しましょう。

  • 『納期日○/○の案件』
  • 進捗 4/5(記事本数)
  • 納品予定は○/○ ○時ごろ

このように前もって伝えておくだけでクライアントは安心をして、受注者との信頼関係が強くなります。信頼関係が積み重なると、文字単価がアップしやすくなります。

短期間で文字単価をアップさせる【荒技】

文字単価を上げた荒技
もしあなたに、文字単価を交渉する武器があるのであれば、クライアントに武器を見せた上で「文字単価を○円にしてください」と言い切りましょう。

私の場合であれば、新規ドメイン取得後1ヶ月で、公開記事の全てをSEO対策により狙ったキーワードで検索結果1位表示させた実績がありますと伝え、それを証明できる証拠を渡します。

そして、「これらの経験を基に、御社からのご要望に添える内容で努めます。ですから文字単価0.5円を5円にしてください」

とハッキリ言うのです。

注意
「検索結果で必ず1位表示をさせられるわけではない」ということをしっかり伝え、クライアントの「承知しました」という文面を証拠として残しておきましょう(後で言った言わないのリスクヘッジのため)

【重要】文字単価を時給換算で考えるのは今すぐやめるべき

時給換算で文字単価を考えるのはダメ
少し本題から逸れるかもしれないですが、文字単価の話になると必ずと言えるほど「文字単価が0.5円だと、1時間で○記事書き上げないと時給が1,000円を切ってしまう」など、文字単価を時給換算で考えた話題が出てきます。

そしてその考えが正しいのでは?と思うことがあります。

それはそうかもしれませんよね。ランサーズの公式サイト内で、

「Webライターになりたいなら1時間に2,000文字書け」4つの理由なんかの記事が公開されていますもん。

私は今でも外注で何人かのライターさんへ記事をお願いしています。納品された内容を見て、「時間に追われて書いた」「時給換算で急いで仕上げた」と感じることが多いです。

生活がランサーズでの稼ぎにかかっている人であれば、時給換算で裁かなければいけない本数を受注し、計画通りの時間でこなさなければいけないのも十分に理解できます。

ですが、前述にあったように例え低単価であったとしても求める基準は高いです。

時給換算で執筆された納品記事はすぐに見抜かれます。そして、見抜かれた場合は信頼関係がなくなり、依頼を打ち切られるのがオチ。

併せて、「○○のライターは使えない」と他の発注者と情報共有をされて仕事を取りにくくなる可能性も出てきます。

賛否両論はあると思いますが、私はたとえ低単価の案件であっても時間をかけて、クライアントが求めている真の要望に応える仕事をすべきだと思っています。

おわりに

ランサーズを利用しているWebライターさん(中級者)向けに、テストライティングで文字単価0.5円から5円までアップをさせた方法を共有させていただきました。

何度も書きますが文字単価をアップさせるためには、

MEMO
  • SEO対策の実践経験
  • ある程度のライティングスキル(構成等)

が必要となってきます。

スキルに自身がない方はおすすめ本として紹介をした、

を参考としてみてはいかがでしょうか?

併せて私が何度も読んでいる本で、「沈黙のWebマーケティング」という本も非常に参考となりおすすめです。

SEO業界で有名な株式会社ウェブライダー松尾茂起さん著の、漫画形式でSEO知識とライティングについて深く書かれています。