元お笑い芸人、現Webディレクターの仕事をしている、なつい( @kurikei710 )です。
今回は、松竹芸能所属でピン芸人として活動をしている、「カモメ」さんのリアルインタビューをお届けします。
カモメさんと私はかれこれ10年近くの付き合いがあり、そこそこ仲良し。
当サイトの、「地下アイドルとのチェキ撮影で骨抜きにされてしまった」という記事にも、登場してもらっています。
なつい
普段は語ることがないという、カモメさんのお笑い人生についてぜひご覧ください。当サイトのみだけで読める、限定の記事です。
タップで読みたい場所へ
本題前に!松竹芸能所属のカモメさんはこんな人
なつい
なつい
芸名 | カモメ |
生年月日 | 1981年6月17日 |
出身地 | 東京都目黒区 |
所属事務所 | 松竹芸能(※現在はフリー) |
@kamomehage | |
趣味 | ファミコン、ピアノ |
特技 | 暗記(円周率は70桁可能) |
当記事のタイトルに記載しているとおり、カモメさんの芸人生活は、2018年2月現在で12年を超えています。
今回のインタビューで、カモメさんはどのようなことを答えてくれたのでしょうか。
なつい
カモメさんが、お笑い芸人になろうと思ったきっかけ
お笑い芸人になろうと思ったきっかけを聞かせてください
カモメ:いやー、本当ミーハーな奴って思われるかもしれないですが、僕がお笑い芸人を目指そうと思ったのは、『ビートたけし』さんがきっかけですね。
大学生時代に読んだ、たけしさん著の本。たけしさんが出ているテレビ番組。HANA-BIや座頭市といった北野武映画に影響を受けました。
なつい
なつい
カモメ:全てにですね。
なつい
カモメ:具体的に言うなら、たけしさんの生き様や考え方ですかねー。
なつい
カモメ:たけしさんの名言
成功の秘訣は、いちばんなりたいものじゃなくて、その人にとっては二番目か三番目の、違う仕事に就くこと。自分にはもっとやりたいことがあるんだけど、今すぐにそれをできる能力はないから違うことをやってます。それぐらい自分を客観的に見られるやつのほうが、成功する可能性は高い
を聞いたときに、自分もたけしさんのような人生を歩みたいと思いました。
そして、僕もたけしさんのようにお笑いの世界で生きていきたいと思って芸人を目指しました。
カモメさんがお笑い芸人になるためにしたこと
お笑い芸人になるためにしたことは?
カモメ:大学を卒業してから、就職をせず芸人活動を始めようと思っていました。
芸人活動を始めてすぐ舞台に立てるように、大学の講義中にピンネタを作ったり、トークの練習をしたり、準備をしましたかね。
なつい
カモメ:いえ、それが…。
大学を卒業してから1年間、どのようにすれば芸人活動ができるのかわからず、「僕はこのまま芸人になれないのかも?」と思っていました。
なつい
なつい
カモメ:若手芸人のお笑いライブを見に行ったときに、たまたま会場裏でネタ合わせをしている出演者を見つけたんです。
その出演者の人に「僕もお笑い芸人になりたいのですが、どのようにすればなれますか?」と聞きました。
すると、「お笑いの養成所に通うのがいいのでは?」とアドバイスをくれたので、オーディション雑誌で養成所を探しまわりましたね。
探しまわした結果、いくつか見つかりました。
- 吉本総合芸能学院(NSC)
- スクールJCA(人力舎)
- 笑売塾(ホリプロ)
- 松竹芸能タレントスクール
この中から、直感で今の事務所の松竹芸能を選びました。
1年間のスクール生活を終えて松竹所属となり、現在に至ります。
お笑いを始める前と始めてから感じたギャップ
お笑いを始めてから感じたギャップは何かありましたか?
カモメ:ギャップはとくにありませんでしたね。ギャップというか、「どうして?」と思ったことはありますけど。
なつい
カモメ:お笑いライブで大きな笑いをとれるネタを、事務所の人やテレビ番組のオーディションでやっても、評価してもらえなかったことですね。
なつい
今となっては芸人生活が10年を超えたこともあり、ライブ会場の一部だけでウケたとしても、視聴者や番組の作り手など、万人にはウケない。
だから、思ったように評価をしてもらえないんだと理解できますし、ライブと番組オーディションの両方にウケるネタの作り方もわかってきました。
カモメさんの、現在の生活について
現在のお笑い生活について聞かせください
カモメ:バイトをしながらネタ作りをして、ライブ出演したり、番組のオーディションへ行っています。もう何年もこんな生活の繰り返しですよ。
なつい
カモメ:芸人だけで食べていくのはやっぱり難しいですからね〜。
なつい
カモメ:正直バイトをするのは辛いです。
ライブ出演やネタ番組のオーディションが優先なので、バイト先に「シフト変更をお願いします」と言うわけですよ。
そしたら、明らかに自分より年下の人間に「はっ?」って言われたり、週5日入っていたシフトが週2日まで削られてしまっていたり。
カツカツの生活で何とか生きていますw
早く、バイトをしなくても芸人の仕事だけで最低限生活ができるようになりたいですね。頑張ります。
なつい
メールです → 松竹芸能お問い合わせ先
カモメさんの、芸人生活で1番嬉しかったこと
これまでの芸人生活の中で1番嬉しかったことは?
カモメ:2008年まで話がさかのぼるのですが、2008年に僕が出演したNHKの「テレ遊びパフォー!」という番組で、ネタを披露したあとに司会のブラックマヨネーズさんがカメラの回っていない裏で「ネタ良かったやん」って褒めてくれたのが嬉しかったですね。
ブラックマヨネーズさんを尊敬していたっていうのもありますが、M-1グランプリ優勝者からカメラの回っていないところでネタを褒めてもらったのが純粋に嬉しかったですね。
芸人生活で1番辛かったこと
これまでの芸人生活の中で1番辛かったことは?
カモメ:エキストラの仕事をして、1秒も映像に映らなかったときですかね。
エキストラの仕事も自分の経験値になることは確かですが、やっぱり自分が主役で仕事をしたい。
エキストラではなく、主役で仕事ができるようにこれから頑張ります。
これまでにお笑い芸人を辞めようと思ったことは?
お笑い芸人を辞めようと思ったことはありますか?
カモメ:芸人を辞めようと思ったことは、これまで1回もありませんね。
なつい
カモメ:はい。オーディションに全然受からなかったり、思ったようにネタが作れなかったりで、辛いなと思ったことはありますが、芸人を辞めたいと思ったことはありません。
やっぱり芸人という、人を笑わせる仕事が好きですし、僕は人間的にスキル不足で一般の仕事をできる気がしていませんからw
お笑い芸人としての今後の目標は?
最後に、今後の目標についてお聞かせください
カモメ:『R-1ぐらんぷり』で優勝をすることです。
吉本興業主催のピン芸で1番面白い芸人を決めるコンクール。
決勝戦は地上波放送されており、過去の大会優勝者は、
・博多華丸さん
・ハリウッドザコシショウさん
・アキラ100%さん
など。
カモメ:僕は本気で『R-1ぐらんぷり』で優勝をしたいと思っています。そのために、色んなライブに出演をしてネタを磨き続けていますよ。
他にも、自分がライブに出ていない日には、他の芸人のネタを分析するためにライブ見学へ行ったり、バラエティー番組を全てチェックしてネタの構成を分析したりしています。
『R-1ぐらんぷり』という大きな大会が、僕の芸人活動を続けるモチベーションのひとつとなっている気がしますね。
なつい
おわりに
ピン芸人の「カモメ」さんに、リアルインタビューをさせていただきました。
ビートたけしさんに憧れて、芸人活動をスタートしたカモメさん。芸人生活が12年を超えた今でも、お笑いを辞めたいと思ったことが1度もないなんて…。
私も、芸人生活を10年以上続けた過去がありますが、100回くらいは「辞めたい」と思っていました。なので、「1回も辞めたいと思ったことがない」と言うカモメさんにビックリしています。
カモメさんの目標でもある、『R-1ぐらんぷり』で優勝!私はその姿を絶対に見たいです。
なつい
芸人インタビュー関連記事
元相方にお笑い芸人時代のあれこれを聞いてきた【インタビュー】